
風俗嬢として働くには、それ相当の理由があってのことでしょう。
ブランドものが欲しくてとか、贅沢がしたくてという理由もあるかもしれませんが、少なくとも「男性とエッチな事ができてお金がもらえるから」なんて人はそうそういません。
そういう女性だったらいいなぁ、女性は気持ちいいことして金を貰えるから羨ましいなぁという、男性の妄想です。
日に何人も相手にするのですから、苦痛以外のナニモノでもないですよね。
風俗で働いていたときに出会ったとか、付き合う前に告白していたということ以外、結婚を申し込まれた相手が「風俗嬢として働いていた」ということを、知らないケースが多いのではないでしょうか。
それ相当の理由があったにせよ、若気の至りであったのせよ、結婚ということになると自分の気持ちの中で「言うべきか言わぬべきか」で悩むことでしょう。
これについては人それぞれ考え方もあり、受け止め方も違います。
「何がベスト」ということはないのです。
ただ「なぜ風俗が稼げるのか」といえば、もちろん性病リスクなどもあるのですが、「大事なモノを無くしながら働いているから」に他ならないのです。それに対して男性が対価を払うわけです。
「普通しないようなことをしてくれるから」ですよね。
それだけ傷つくことが多いということでもあります。
結婚する相手にもよりますが、「墓場まで持って行く」のがオススメです。
人間関係が絡み合いすぎて「後からバレル可能性が高い」というなら話して相手の出方を伺わざる得ないのでしょうが、もうすべてを清算してそういう心配がないのであれば、言う必要はないのではないでしょうか。
男性は女性が思うよりもずっと繊細で女々しい生き物です。
一度聞いてしまったことは、なかなか忘れられない、処理しきれないということもありますよね。
話したあとも対等でいられるのかということもあります。
過去を否定するような男と結婚はしたくないでしょう?
隠し事は夫婦間でしてはいけないでしょう?
という意見もありますし、罪悪感に苛まれますよという意見もあります。
罪悪感を抱えてそれでも墓場まで持ってゆくというのは、決して楽ではありません。
かえって話してしまったほうが楽と思うかもしれません。
でもそれでも「墓場まで持ってゆく」これが風俗で働いてしまった人の宿命かもしれません。
ただし、これはひとつの考え方。
「誰についてもベストだ」という答えはないのですから、決断の人それぞれなのです。